年齢死亡率曲線で見る近年の不慮の事故死の様相
「背景」日本人の寿命は終戦後から著しく延び, 男女とも世界の最上位に達している. 死因の上位で注目されるのは生活習慣病である悪性新生物, 心疾患, 脳血管疾患及び近年3位に浮上した肺炎などであるが, これらの疾病による死亡以外に不慮の事故及び自殺と言った外因死も日本人の死因として重要である. 中でも不慮の事故は2012年の統計で日本人の死因の第6位に入り, 全死亡の3.3%を占めている. 死亡の構造の理解において年齢死亡率曲線は有用であり, 今回この方法を用いて, 不慮の事故の死亡の近年の傾向を解析した. 「方法」国勢調査の行われた1995年, 2000年, 2005年, 2010年の人口統計...
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Veröffentlicht in: | 体育・スポーツ科学研究 2016-03 (16), p.13-20 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「背景」日本人の寿命は終戦後から著しく延び, 男女とも世界の最上位に達している. 死因の上位で注目されるのは生活習慣病である悪性新生物, 心疾患, 脳血管疾患及び近年3位に浮上した肺炎などであるが, これらの疾病による死亡以外に不慮の事故及び自殺と言った外因死も日本人の死因として重要である. 中でも不慮の事故は2012年の統計で日本人の死因の第6位に入り, 全死亡の3.3%を占めている. 死亡の構造の理解において年齢死亡率曲線は有用であり, 今回この方法を用いて, 不慮の事故の死亡の近年の傾向を解析した. 「方法」国勢調査の行われた1995年, 2000年, 2005年, 2010年の人口統計とそれらの年の死亡統計を基に不慮の事故の年齢階級別死亡率曲線を算出して比較検討した. 統計的比較にはポアッソン分布を仮定し, p |
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ISSN: | 1880-9316 |