大韓帝国における講道館柔道の移入過程に関する研究 - 内田良平と青柳喜平の活動に着目して

「1. 序」大韓帝国における柔道の発展の背景として, 戦前の日本による36年間(1910年から1945年まで)の植民地統治時代を無視することはできない. この時代に日本から講道館柔道が大韓帝国にもたらされたのだが, その移入過程について検討することは現在の大韓民国柔道を語る上で重要なことであると思われる. これまでの大韓帝国時代の柔道史において, 講道館柔道の普及段階に注目した主な研究は以下の6つの文献である. (1)李學来:『韓國柔道發達史』, 保景文化社, 1990. (2)工藤雷介:『秘録日本柔道」, 東京スポーツ新聞社, 1975. (3)西尾陽太郎:『秘録日本柔道』, 葦書房有限会社...

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Veröffentlicht in:体育・スポーツ科学研究 2011-03 (11), p.49-54
1. Verfasser: 朴鍾鎭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 序」大韓帝国における柔道の発展の背景として, 戦前の日本による36年間(1910年から1945年まで)の植民地統治時代を無視することはできない. この時代に日本から講道館柔道が大韓帝国にもたらされたのだが, その移入過程について検討することは現在の大韓民国柔道を語る上で重要なことであると思われる. これまでの大韓帝国時代の柔道史において, 講道館柔道の普及段階に注目した主な研究は以下の6つの文献である. (1)李學来:『韓國柔道發達史』, 保景文化社, 1990. (2)工藤雷介:『秘録日本柔道」, 東京スポーツ新聞社, 1975. (3)西尾陽太郎:『秘録日本柔道』, 葦書房有限会社, 1978. (4)西尾達雄著:『体育・スポーツにみる戦争責任』, 樹花社, 1995. (5)三田柔友會:『慶応義塾柔道部史』, 山本刷所, 1933. (6)小野勝敏:『朝鮮柔道史の研究の序説』, 「岐阜経済大学論集」, 第26巻第1号, 26, 1992.
ISSN:1880-9316