大学女子柔道選手の基礎体力の構造
「I. 目的」 柔道は嘉納治五郎師範によって1882年(明治15)に創始された. それ以後125年を経た現在世界190ヶ国以上の国々に広まり親しまれているのが, 男子偏重が現状のようであった. しかし女子柔道の歴史は, 嘉納師範が1893年(明治26)頃から始まり, 「婦女子についても柔道は教育的, 体育的立場から効果的である」との考えから富田常次郎氏と共に指導を始めたが, その目的は修養的なものが中心であり, 試合は長く禁止されていた. そして, 女子柔道の試合が開始されたのは, 1978年(昭和53)に第1回全日本女子柔道選手権大会が4階級(50kg, 57kg, 65kg以下級及び65k...
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Veröffentlicht in: | 体育・スポーツ科学研究 2007 (7), p.47-54 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 目的」 柔道は嘉納治五郎師範によって1882年(明治15)に創始された. それ以後125年を経た現在世界190ヶ国以上の国々に広まり親しまれているのが, 男子偏重が現状のようであった. しかし女子柔道の歴史は, 嘉納師範が1893年(明治26)頃から始まり, 「婦女子についても柔道は教育的, 体育的立場から効果的である」との考えから富田常次郎氏と共に指導を始めたが, その目的は修養的なものが中心であり, 試合は長く禁止されていた. そして, 女子柔道の試合が開始されたのは, 1978年(昭和53)に第1回全日本女子柔道選手権大会が4階級(50kg, 57kg, 65kg以下級及び65kg超級)の内容で開催されたのが最初である. 一方, 諸海外では1978年(昭和49)にオセアニア地区で女子柔道選手権大会が開催され, また, 1975年(昭和50)に第1回パンアメリカン女子柔道選手権大会が開催された. |
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ISSN: | 1880-9316 |