ランプ負荷運動を含む一定負荷自転車ペダリング運動時の酸素摂取動態に対する数式モデルの検討
「I はじめに」 ジョギングやウォーキングなどの一定負荷運動においては酸素摂取量(VO2)に定常状態が観察される. このような一定負荷運動時の酸素摂取動態(VO2 kinetics)に対する数式モデルについては古くから興味が持たれている. 運動時のVO2動態を調べる際, 一般的にはステップ負荷運動がよく用いられている. ステップ運動負荷を行った場合, VO2応答は10~25秒間の時間遅れの後(Phase I), Phase IIで指数関数的に増加してPhase IIIへと移行する8). またこのVO2動態は, 乳酸性閾値(Lactate threshold; LT)に相当する強度以下の運動の場...
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Veröffentlicht in: | 体育・スポーツ科学研究 2006 (6), p.65-69 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I はじめに」 ジョギングやウォーキングなどの一定負荷運動においては酸素摂取量(VO2)に定常状態が観察される. このような一定負荷運動時の酸素摂取動態(VO2 kinetics)に対する数式モデルについては古くから興味が持たれている. 運動時のVO2動態を調べる際, 一般的にはステップ負荷運動がよく用いられている. ステップ運動負荷を行った場合, VO2応答は10~25秒間の時間遅れの後(Phase I), Phase IIで指数関数的に増加してPhase IIIへと移行する8). またこのVO2動態は, 乳酸性閾値(Lactate threshold; LT)に相当する強度以下の運動の場合, Phase IIの指数関数的な増加の後Phase IIIで定常状態に達するが, LT以上の運動強度ではPhase IIの増加に続きPhase IIIにおいても緩やかに増加する(緩成分)ことが知られている1)2)9)11). |
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ISSN: | 1880-9316 |