いままでとこれから

「はじめに」2020年2月1日に秋田大学大学院医学系研究科医学専攻 病態制御医学系 麻酔・蘇生・疼痛管理学講座 教授に就任した新山幸俊(にいやまゆきとし)です. どうぞよろしくお願いします. 本稿の前半は私が関わってきた痛みの研究, 特に「骨がん疼痛の発生機序」と「慢性疼痛に併存する不快情動の発生機序」についてそれぞれ解説します. 後半は臨床です. 私は前任地でペインクリニックも担いましたが, 2010年から10年間, 手術部副部長として各診療科との調整と手術室運営に関与してきました. ここでは前任地での手術室改革と当院手術室の状況について解説します. 後半はエビデンスに乏しい内容となっていま...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:秋田医学 2022-03, Vol.49 (3/4), p.95-102
1. Verfasser: 新山幸俊
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:「はじめに」2020年2月1日に秋田大学大学院医学系研究科医学専攻 病態制御医学系 麻酔・蘇生・疼痛管理学講座 教授に就任した新山幸俊(にいやまゆきとし)です. どうぞよろしくお願いします. 本稿の前半は私が関わってきた痛みの研究, 特に「骨がん疼痛の発生機序」と「慢性疼痛に併存する不快情動の発生機序」についてそれぞれ解説します. 後半は臨床です. 私は前任地でペインクリニックも担いましたが, 2010年から10年間, 手術部副部長として各診療科との調整と手術室運営に関与してきました. ここでは前任地での手術室改革と当院手術室の状況について解説します. 後半はエビデンスに乏しい内容となっていますが, ご容赦ください. 「1. 研究」「1) 骨がん疼痛の発生機序の解明と新たな治療戦略の提案」「(1)骨がん疼痛の発生機序にはTRPV1が関与する」本邦のがんによる死亡者数は年々増加し, 近年では死亡原因の第1位, 死亡者数の約3割を占めている.
ISSN:0386-6106