8. ヒト・エナメル上皮腫由来不死化細胞株の樹立

歯原性腫瘍であるエナメル上皮腫は浸潤傾向が強く, しばしば再発を繰り返し, 希に悪性転化する. エナメル上皮腫の基礎医学研究に資するべく, 実験モデル系の確立を試みた. 外科切除組織を初代培養後, HPV 16のE6とE7遺伝子, hTERTを遺伝子導入し, 濾胞型と叢状型エナメル上皮腫症例より, SCIDマウスへの移植が可能な世界初のヒト・エナメル上皮腫由来不死化細胞株HAM 1とHAM 2の樹立に成功した....

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Veröffentlicht in:Journal of Hard Tissue Biology 2004-03, Vol.12 (3), p.93-93
Hauptverfasser: 藤原成祥, 宮石理, 斎藤輝海, 内田和雄, 大岩伊知郎, 下郷和雄, 佐賀信介, 清野透, 小崎健一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯原性腫瘍であるエナメル上皮腫は浸潤傾向が強く, しばしば再発を繰り返し, 希に悪性転化する. エナメル上皮腫の基礎医学研究に資するべく, 実験モデル系の確立を試みた. 外科切除組織を初代培養後, HPV 16のE6とE7遺伝子, hTERTを遺伝子導入し, 濾胞型と叢状型エナメル上皮腫症例より, SCIDマウスへの移植が可能な世界初のヒト・エナメル上皮腫由来不死化細胞株HAM 1とHAM 2の樹立に成功した.
ISSN:1341-7649