OA用椅子の「座り心地」に及ぼす座面の横Rの影響

「1. 緒言」我々の日常生活で, 椅子は欠かせない道具の一つである. 椅子に着座して行う作業としては, 休息, 食事, 事務作業など数多くある. 近年, 事務作業においてパソコンの普及によるOA化が進みVDT作業に従事する時間が急速に増加している. 長時間のVDT作業により, 目, 体, 心に健康障害が生じるVDT症候群(またはテクノストレス眼症)が指摘され, OA機器の操作性, 作業時間, 机, 椅子等の作業周辺環境, 作業姿勢の改善が望まれている. 作業周辺環境のうち, 特に椅子はその作業中, 常に人体と接しているので, 作業効率や人体に与える影響は大きい製品である. 椅子に着座した時の機...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:感性工学研究論文集 2002/02/28, Vol.2(1), pp.87-94
Hauptverfasser: 松岡, 敏生, 西松, 豊典, 石濱, 智考, 鳥羽, 栄治, 西村, 弘之, 石井, 冨久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 緒言」我々の日常生活で, 椅子は欠かせない道具の一つである. 椅子に着座して行う作業としては, 休息, 食事, 事務作業など数多くある. 近年, 事務作業においてパソコンの普及によるOA化が進みVDT作業に従事する時間が急速に増加している. 長時間のVDT作業により, 目, 体, 心に健康障害が生じるVDT症候群(またはテクノストレス眼症)が指摘され, OA機器の操作性, 作業時間, 机, 椅子等の作業周辺環境, 作業姿勢の改善が望まれている. 作業周辺環境のうち, 特に椅子はその作業中, 常に人体と接しているので, 作業効率や人体に与える影響は大きい製品である. 椅子に着座した時の機能性を調べるには, (1)各部の寸法, 角度, 形状, (2)体圧分布, (3)姿勢の変化及び最終安定姿勢, (4)クッション性, (5)人体の生理量などがあげられる. 椅子と着座姿勢に関する研究は従来から行われており, 小原らは人間工学の視点に基づいて, 事務用椅子, 休息用椅子等の設計要素を明らかにしている[注1].
ISSN:1346-1958
1884-524X
DOI:10.5057/jjske2001.2.87