終末期におけるリハビリテーションの全体像把握を目的とした作業療法士・理学療法士が記載するカルテの用語分析: テキストマイニングソフトを用いた分析
「1. はじめに」 「自分らしい最期を過ごしたい」という意識の高まりによって, 治癒の見込みがなく, 死期が近い患者を中心として, 治癒を目的とした積極的治療を最期まで行うのではなく, 終末期のQOL(Quality of Life)の向上を目指す緩和ケア(ホスピスは, ほぼ同義語)に対するニーズが高まってきている. 緩和ケアは, 「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して, 疾患の早期より痛み, 身体的問題, 心理社会的問題, スピリチュアルな(霊的な, 魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない, それが障害とならないように予防したり対処したりすることで, クオリテ...
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Veröffentlicht in: | 感性工学研究論文集:感性工学 2009/01/20, Vol.8(2), pp.347-353 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」 「自分らしい最期を過ごしたい」という意識の高まりによって, 治癒の見込みがなく, 死期が近い患者を中心として, 治癒を目的とした積極的治療を最期まで行うのではなく, 終末期のQOL(Quality of Life)の向上を目指す緩和ケア(ホスピスは, ほぼ同義語)に対するニーズが高まってきている. 緩和ケアは, 「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して, 疾患の早期より痛み, 身体的問題, 心理社会的問題, スピリチュアルな(霊的な, 魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない, それが障害とならないように予防したり対処したりすることで, クオリティー・オブ・ライフ(生活の質, 生命の質)を改善するためのアプローチである. 」と定義されている(日本ホスピス緩和ケア協会). 日本においては, 平成2(1990)年に厚生省(現在の厚生労働省)が診療報酬に「緩和ケア病棟入院料」を設けてから, ホスピスという呼び方よりも, 緩和ケアという呼び方が多く用いられるようになってきた. |
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ISSN: | 1882-8930 1884-5258 |
DOI: | 10.5057/jjske.8.347 |