特集 (1) : 分野別人間工学の現状と将来 (8) - 触覚インタラクション開発の現状について : ISO9241-910による場面分類と関連研究の動向

「1. はじめに」 触覚による研究は視覚代行に関する研究として1960年代から1970年代に盛んに行われていたが, 現在では障がい者のための研究にとどまらず広くコミュニケーション手段としての研究が進められている. 特に仮想現実(Virtual Reality), ロボット工学, ヒューマンインタフェースの領域での発展は目覚ましい. 触覚に関する力学的・生理学的特性の研究, 触覚デバイス(センサ, ディスプレイ)の開発, 触覚の脳神経科学からのアプローチ, あるいは触錯覚に関する研究など, さまざまな触覚関連の研究・技術開発が進められ, たくさんの解説が組まれている. この触覚をインタフェースと...

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Veröffentlicht in:人間工学 2014-10, Vol.50 (5), p.215-222
Hauptverfasser: 小谷賢太郎, 三樹弘之, 小林大二, 中西美和, 鳥居塚崇, 飯塚重善, 岡田明, 山本栄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」 触覚による研究は視覚代行に関する研究として1960年代から1970年代に盛んに行われていたが, 現在では障がい者のための研究にとどまらず広くコミュニケーション手段としての研究が進められている. 特に仮想現実(Virtual Reality), ロボット工学, ヒューマンインタフェースの領域での発展は目覚ましい. 触覚に関する力学的・生理学的特性の研究, 触覚デバイス(センサ, ディスプレイ)の開発, 触覚の脳神経科学からのアプローチ, あるいは触錯覚に関する研究など, さまざまな触覚関連の研究・技術開発が進められ, たくさんの解説が組まれている. この触覚をインタフェースとして活用する方法についてはカナダのジムカータ教授が中心となって検討し, 2005年頃より, 触覚インタフェースに関する国際規格が計画されてきた. ISOは9241-900番台にこの触覚インタフェース関係の規格を配置することを決めた.
ISSN:0549-4974