平成24年度 人間工学グッドプラクティス賞 受賞作品の紹介④ 優秀賞[マンモグラフィ 乳房X線撮影装置]
【受賞製品の概要・開発の背景】乳がんは, 早期に発見できれば90%以上が治癒すると言われており, その早期発見にもっとも有効な方法がマンモグラフィ 乳房X線撮影装置(図1)による検診です. 本装置の開発プロジェクトが発足した2005年における世界各国の乳がん検診受診率(50~69歳の女性を対象)は, ノルウェーの98.0%を筆頭に, フィンランドが87.7%と北欧諸国が高く, イギリスが69.5%, 米国が60.3%であり, 世界平均が54.7%だったのに対して, 日本の受診率はわずか4.1%と, 世界に比べて大きく遅れていました. 乳がん検診の受診率を向上させるためには, 国家・自治体レベル...
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Veröffentlicht in: | 人間工学 2013/08/15, Vol.49(4), pp.190-191 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【受賞製品の概要・開発の背景】乳がんは, 早期に発見できれば90%以上が治癒すると言われており, その早期発見にもっとも有効な方法がマンモグラフィ 乳房X線撮影装置(図1)による検診です. 本装置の開発プロジェクトが発足した2005年における世界各国の乳がん検診受診率(50~69歳の女性を対象)は, ノルウェーの98.0%を筆頭に, フィンランドが87.7%と北欧諸国が高く, イギリスが69.5%, 米国が60.3%であり, 世界平均が54.7%だったのに対して, 日本の受診率はわずか4.1%と, 世界に比べて大きく遅れていました. 乳がん検診の受診率を向上させるためには, 国家・自治体レベルでの具体的な対策や啓発活動が重要ですが, 検診に用いる装置を開発するメーカーが果たすべき役割も大きいと考えて, 東芝は良い商品を作ることによって乳がんの検診受診率向上と早期発見に貢献することを目指しました. |
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ISSN: | 0549-4974 1884-2844 |
DOI: | 10.5100/jje.49.190 |