みじん切り動作, 串ざし動作および皮むき動作時の肘関節角度と調理能率
「1. はじめに」調理の姿勢や動作は調理能率に大きく関与しているにもかかわらず, これまで調理動作の人間工学的研究は皮むき動作1), すりこぎ動作2,3)などに関する報告があるにすぎず, 調理の姿勢や動作と能率との関係は, なお十分に研究されておらず, 明らかでない点が多い. 本実験では姿勢のなかでも調理動作に最も関係が深い肘の角度や手首の角度が, 調理動作の経過によってどのように変化するか, また, それらと調理の能率との間にどのような関係があるかを分析した. 調理動作として, 日常よく行う台の上でのみじん切り動作, 台を必要としない串ざし動作と皮むき動作の3種類について, 肘の動きを検討し...
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Veröffentlicht in: | 人間工学 1992-10, Vol.28 (5), p.265-269 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」調理の姿勢や動作は調理能率に大きく関与しているにもかかわらず, これまで調理動作の人間工学的研究は皮むき動作1), すりこぎ動作2,3)などに関する報告があるにすぎず, 調理の姿勢や動作と能率との関係は, なお十分に研究されておらず, 明らかでない点が多い. 本実験では姿勢のなかでも調理動作に最も関係が深い肘の角度や手首の角度が, 調理動作の経過によってどのように変化するか, また, それらと調理の能率との間にどのような関係があるかを分析した. 調理動作として, 日常よく行う台の上でのみじん切り動作, 台を必要としない串ざし動作と皮むき動作の3種類について, 肘の動きを検討した. 「2. 方法」被験者として21~23歳の健康な男子大学生5名, 女子大学生3名を選んだ. 試料には, みじん切り動作実験のために市販のかまぼこ(灘生協製)直方体(4.0×1.0×0.8cm)12個と, 串ざしにする一辺1.5cmの立方体に調整したこんにゃく(灘生協製)と大根, 皮をむくためのりんご1/4個(65~80g)を用いた. |
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ISSN: | 0549-4974 |