日本語版夫婦関係幻滅感尺度の開発

「問題と目的」夫婦関係は, 主に欧米での研究を中心として, さまざまな側面から検討がなされてきた (Nurhayati et al., 2019) . 例えば, 愛情 (Lee, 1977 ; Rubin, 1970) , 満足感 (Wang et al., 2021) などの観点に着目した研究が行われてきた. 先行研究では, 質の良い夫婦関係は人生におけるウェルビーングを上昇させることや (Kim & McKenry, 2002) , 夫婦関係の満足感は仕事上の満足感を高めること (Rogers & May, 2003) などが報告されている. しかし, 本邦における夫婦関係...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:家族心理学研究 2024-03, Vol.37 (2), p.144-154
Hauptverfasser: 牧野裕也, 金子一史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」夫婦関係は, 主に欧米での研究を中心として, さまざまな側面から検討がなされてきた (Nurhayati et al., 2019) . 例えば, 愛情 (Lee, 1977 ; Rubin, 1970) , 満足感 (Wang et al., 2021) などの観点に着目した研究が行われてきた. 先行研究では, 質の良い夫婦関係は人生におけるウェルビーングを上昇させることや (Kim & McKenry, 2002) , 夫婦関係の満足感は仕事上の満足感を高めること (Rogers & May, 2003) などが報告されている. しかし, 本邦における夫婦関係についての実証的研究は少なく (伊藤, 2015) , 夫婦関係の側面についてさらなる研究が求められている. また, 夫婦関係が, 時間とともにどのように変化するかということも検討されてきた.
ISSN:0915-0625