当院での早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術後の出血に関する検討

2013年1月から2017年12月までの5年間に, 当院において早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)を施行した155病変について検討した. 155病変中, ESD後に吐下血を来したものは6病変(3.9%)であった. ESDの出血率は4~4.7%程度という報告があり, 既報と同程度の出血率であると考えた. 切除長径が長い方が出血の多いという既報があり, 本検討でも切除長径が長い方が出血の多い傾向にあったが, 有意差はなかった....

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Veröffentlicht in:三菱京都病院医学総合雑誌 2018-03, Vol.25, p.35-38
Hauptverfasser: 山賀雄一, 玉置美賀子, 松尾眞下陽子, 田中淳也, 鍋島紀滋
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:2013年1月から2017年12月までの5年間に, 当院において早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)を施行した155病変について検討した. 155病変中, ESD後に吐下血を来したものは6病変(3.9%)であった. ESDの出血率は4~4.7%程度という報告があり, 既報と同程度の出血率であると考えた. 切除長径が長い方が出血の多いという既報があり, 本検討でも切除長径が長い方が出血の多い傾向にあったが, 有意差はなかった.
ISSN:1342-7520