自閉症生徒間における相互交渉的な行動連鎖の形成の試み(その1)―行動連鎖中断法の適用
自閉症生徒3名における非言語行動からなる相互交渉的な行動連鎖に, 言語的な行動を組み込むために, 行動連鎖中断法を用いた. 本研究は, その前段階として, (1)自閉症生徒3名における非言語行動による相互交渉的な行動連鎖を形成すること, (2)行動連鎖中断法が有効にはたらくためには, 行動連鎖を獲得していることが前提条件であるかを検証することを目的とした. 指導手続きとして, 3名同時に教授する方法に加えて, 生徒1名と大人2名における個別訓練も加えた. また, 行動連鎖未獲得状況において, 行動連鎖中断手続きを導入するというプローブ条件を設定した. 結果, 自閉症生徒3名間においても, 非言...
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Veröffentlicht in: | 行動分析学研究 1998, Vol.13 (1), p.79-79 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 自閉症生徒3名における非言語行動からなる相互交渉的な行動連鎖に, 言語的な行動を組み込むために, 行動連鎖中断法を用いた. 本研究は, その前段階として, (1)自閉症生徒3名における非言語行動による相互交渉的な行動連鎖を形成すること, (2)行動連鎖中断法が有効にはたらくためには, 行動連鎖を獲得していることが前提条件であるかを検証することを目的とした. 指導手続きとして, 3名同時に教授する方法に加えて, 生徒1名と大人2名における個別訓練も加えた. また, 行動連鎖未獲得状況において, 行動連鎖中断手続きを導入するというプローブ条件を設定した. 結果, 自閉症生徒3名間においても, 非言語行動からなる相互交渉的な行動連鎖を形成することに成功した. また, 行動連鎖を獲得していることが, 「中断状況」における完遂しようとする動機づけを高めるために, 必要であることが想定された. |
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ISSN: | 0913-8013 |