東北地方における理学療法士養成教育機関の分布調査

【目的】本研究は,理学療法士養成課程の分布状況と高齢者人口に対する理学療法士数の分布状況から東北地方における理学療法士の量的質的側面について考究することを目的とした。【方法】総務省統計局がまとめた平成27年国勢調査人口等基本集計から,各都道府県の人口,18歳人口,高齢者人口(65歳以上人口)の3つを使用した。また,公益社団法人日本理学療法士協会ホームページに公開されている平成29年度養成校一覧から,各士会員数,養成校入学定員を使用した。これら二つのデータから得られる情報をもとに,各都道府県の入学定員数に占める18歳人口の割合(以下,地域教育能)と各士会員数に占める高齢者人口の割合(以下,高齢者...

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Veröffentlicht in:東北理学療法学 2018/09/01, Vol.30, pp.22-27
1. Verfasser: 古川, 勉寛
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】本研究は,理学療法士養成課程の分布状況と高齢者人口に対する理学療法士数の分布状況から東北地方における理学療法士の量的質的側面について考究することを目的とした。【方法】総務省統計局がまとめた平成27年国勢調査人口等基本集計から,各都道府県の人口,18歳人口,高齢者人口(65歳以上人口)の3つを使用した。また,公益社団法人日本理学療法士協会ホームページに公開されている平成29年度養成校一覧から,各士会員数,養成校入学定員を使用した。これら二つのデータから得られる情報をもとに,各都道府県の入学定員数に占める18歳人口の割合(以下,地域教育能)と各士会員数に占める高齢者人口の割合(以下,高齢者対応能)を算出し,多い順に1位から47位の順位を振り付けた。【結果】宮城県を除いた東北地方において地域教育能の低位が認められた。高齢者対応能は,東北6県で低位に位置していることが認められた。
ISSN:0915-2180
2189-5686
DOI:10.15049/artsjpta.30.0_22