レーザーの歯内療法領域への応用

「緒言」1960年にルビーレーザーの発振に成功して, 1964年にルビーレーザーを歯科領域に初めて応用して以来, 各種レーザーを用いて多くの歯科領域への応用に関する論文が報告された. そのなかで歯内療法領域に関しては, 1971年に根尖孔を塞ぐために炭酸ガスレーザーを応用して以来, 十数年間は根管壁の形態学的変化または器具の殺菌に関する報告などで数が少なかったが, 1985年を境にして急激に多くなった. 1985年にはレーザードプラー法による歯髄血流の測定, そして象牙質知覚過敏症の治療と生活断髄法に, 1986年には根管の殺菌に, 1987年には直接覆髄法へ, 1988年には歯根尖切除術へと...

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Veröffentlicht in:日本歯科保存学雑誌 2023/04/30, Vol.66(2), pp.100-104
Hauptverfasser: 木村, 裕一, 山田, 嘉重, 佐藤, 穏子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」1960年にルビーレーザーの発振に成功して, 1964年にルビーレーザーを歯科領域に初めて応用して以来, 各種レーザーを用いて多くの歯科領域への応用に関する論文が報告された. そのなかで歯内療法領域に関しては, 1971年に根尖孔を塞ぐために炭酸ガスレーザーを応用して以来, 十数年間は根管壁の形態学的変化または器具の殺菌に関する報告などで数が少なかったが, 1985年を境にして急激に多くなった. 1985年にはレーザードプラー法による歯髄血流の測定, そして象牙質知覚過敏症の治療と生活断髄法に, 1986年には根管の殺菌に, 1987年には直接覆髄法へ, 1988年には歯根尖切除術へと次々と歯内療法への応用が各種レーザーを用いて報告された. その後もレーザーの歯内療法領域への応用に関する多くの研究が報告されて, これらを総括し, まとめた総説も報告されている.
ISSN:0387-2343
2188-0808
DOI:10.11471/shikahozon.66.100