カテーテルアブレーションにおける“lesion confirmation”あれこれ

カテーテルアブレーションの治療成功にかかわる要因として, 当然, 不整脈メカニズムの理解が最も重要な要件であるが, 焼灼が正しく行われていることも見極めなければならない. この "lesion confirmation" としては, 初期の頃から局所電位の減衰やdouble potentialの出現などが用いられ, 高周波カテーテルでは温度センサーが使用可能となってから, 先端温度がコンタクト確認に用いられ, インピーダンス変化とともに安全機構にもなっていた. Irrigationカテーテル出現に伴い, 新たな指標も登場した. TactiCath(R)を用いた有名なEFFI...

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Veröffentlicht in:心電図 2019/07/18, Vol.39(2), pp.97-99
1. Verfasser: 加藤, 律史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:カテーテルアブレーションの治療成功にかかわる要因として, 当然, 不整脈メカニズムの理解が最も重要な要件であるが, 焼灼が正しく行われていることも見極めなければならない. この "lesion confirmation" としては, 初期の頃から局所電位の減衰やdouble potentialの出現などが用いられ, 高周波カテーテルでは温度センサーが使用可能となってから, 先端温度がコンタクト確認に用いられ, インピーダンス変化とともに安全機構にもなっていた. Irrigationカテーテル出現に伴い, 新たな指標も登場した. TactiCath(R)を用いた有名なEFFICAS I・II, TOCCASTARの一連の研究では, contact forceやforce-time integral (FTI) といった新指標の有用性が示され, 単にカテーテル使用のみでは成績改善には至らないものの, いわゆる "durable" なablation lesionを作るためには十分なカテーテルcontactが重要で, 同様に肺静脈隔離では連続したlesion形成が重要であることが示された.
ISSN:0285-1660
1884-2437
DOI:10.5105/jse.39.97