Brugada症候群における致死性不整脈の予知

Brugada症候群におけるrisk stratificationを明らかにするため, 脱分極(伝導)異常を反映するlate potentials(LP), 再分極異常を反映するQT dispersion(QTD)およびT-wave alternans(TWA)と不整脈事故との関連性を, 電気生理学的誘発性(EPS)やH-V時間と絡めて評価した. 対象は, Brugada型心電波形を示した44例である. LP, QTD, TWAの測定はすべて自動計測で行われ, V1~V3誘導の最大ST上昇値も自動計測された, EPSによる誘発には, 抗不整脈薬も使用された. 検査時に典型的Brugada波形を...

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Veröffentlicht in:心電図 2003, Vol.23 (2), p.152-158
Hauptverfasser: 池田隆徳, 高見光央, 川瀬綾香, 熊谷賢太, 酒井毅, 手塚尚紀, 中江武志, 坂田隆夫, 野呂眞人, 円城寺由久, 杉薫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Brugada症候群におけるrisk stratificationを明らかにするため, 脱分極(伝導)異常を反映するlate potentials(LP), 再分極異常を反映するQT dispersion(QTD)およびT-wave alternans(TWA)と不整脈事故との関連性を, 電気生理学的誘発性(EPS)やH-V時間と絡めて評価した. 対象は, Brugada型心電波形を示した44例である. LP, QTD, TWAの測定はすべて自動計測で行われ, V1~V3誘導の最大ST上昇値も自動計測された, EPSによる誘発には, 抗不整脈薬も使用された. 検査時に典型的Brugada波形を示した33例における各指標の陽性率は, LP:24例(73%), TWA:5例(15%), QTD:9例(27%)であった. LPの陽性率は健常者40例と比較して有意に高値であった(p
ISSN:0285-1660