12誘導心電図による流出路起源特発性心室頻拍の至適アブレーション部位の推定-pacemappingを用いた検討

【目的】Pacemappingで得られた12誘導心電図波形を検討し, 波形の特徴から至適アブレーシヨン部位を検討した.【方法】対象は左右心室流出路にてpacemappingを施行した10例で, pacemappingを右室流出路(RVOT)の中隔側(sep), 右室流出路自由壁側(FW), 左室流出路(LVOT)の左冠尖(LCC), 右冠尖(RCC), 弁下心内膜側(LV endo)の計5カ所で施行した. 検討項目として, 胸部誘導移行帯・V6誘導S波, I, II誘導R波高を用いた. これらの結果から得られた心電図波形の特徴から, 至適アブレーション部位41カ所をretrospectiveに...

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Veröffentlicht in:心電図 2001, Vol.21 (6), p.805-811
Hauptverfasser: 草野研吾, 森田宏, 藤本良久, 永瀬聡, 藤尾栄起, 小林誠, 池田哲也, 橋本克史, 垣下幹夫, 山本美香, 宮地克維, 久松研一, 湯本晃久, 江森哲郎, 松原広己, 大江透
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】Pacemappingで得られた12誘導心電図波形を検討し, 波形の特徴から至適アブレーシヨン部位を検討した.【方法】対象は左右心室流出路にてpacemappingを施行した10例で, pacemappingを右室流出路(RVOT)の中隔側(sep), 右室流出路自由壁側(FW), 左室流出路(LVOT)の左冠尖(LCC), 右冠尖(RCC), 弁下心内膜側(LV endo)の計5カ所で施行した. 検討項目として, 胸部誘導移行帯・V6誘導S波, I, II誘導R波高を用いた. これらの結果から得られた心電図波形の特徴から, 至適アブレーション部位41カ所をretrospectiveに検討した.【結果】心電図波形の特徴から次のようなアルゴリズムを作製した. LV endo:移行帯V1-2+V6S波あり, LCC:移行帯V1-2+V6S波なし+I誘導R波0.3mV, RV sep:移行帯V3-5+I誘導R波1.2mV, RV FW:移行帯V4-5+II誘導R波
ISSN:0285-1660
DOI:10.5105/jse.21.805