聴覚医学の着実な発展をめざして

多くの情報が公開され容易に利用できるインターネットの普及が社会の在り方に大きな変化をもたらし, 多くの人が興味を持つ情報を簡単に利用するようになりました. 聴覚および難聴に関心がある様々な人が情報を求める時代を迎えています. このような時代の要請に応え, 会誌AUDIOLOGY JAPANに掲載される原著論文と総説を, 第52巻より科学技術振興機構電子ジャーナル(J-STAGE)で公開することを理事会で決定致しました. 無料でダウンロードできますので, 関連する領域の研究者に聴覚医学の研究成果を容易に理解してもらえるようになります. もちろん, 会誌にはインターネット上で公開されない価値の高い情報が多く掲載されています. 最近の具体例では, 委員会報告書として聴覚言語委員会の「聴覚分野における言語聴覚士の社会的地位向上について」と福祉医療委員会の「補聴器適合検査の指針(2008)」が掲載されています. 重要な「お知らせ」として準会員から正会員への会員種別変更についての連絡も第51巻で行いました.