補聴器装用が心理・社会的側面に与える影響
補聴器は難聴によるコミュニケーション障害を改善させるだけでなく, コミュニケーション障害を改善することで難聴者に何らかの良い影響を及ぼしている可能性がある。そのことを検討するため今回難聴者32名に対して補聴器装用前と長期間装用後にアンケートを行い, 装用が心理・社会的側面及びコミュニケーションストラテジーに与える影響について検討した。その結果, 心理・社会的側面に関する項目ではいずれの項目でも装用前より長期間装用後の方が良い結果であった。装用開始後複数回評価が可能であった難聴者については装用期間が長くなるにつれ, 良い結果が得られた。以上のことから補聴器の装用はコミュニケーション障害によるスト...
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Veröffentlicht in: | AUDIOLOGY JAPAN 2007/02/28, Vol.50(1), pp.52-60 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 補聴器は難聴によるコミュニケーション障害を改善させるだけでなく, コミュニケーション障害を改善することで難聴者に何らかの良い影響を及ぼしている可能性がある。そのことを検討するため今回難聴者32名に対して補聴器装用前と長期間装用後にアンケートを行い, 装用が心理・社会的側面及びコミュニケーションストラテジーに与える影響について検討した。その結果, 心理・社会的側面に関する項目ではいずれの項目でも装用前より長期間装用後の方が良い結果であった。装用開始後複数回評価が可能であった難聴者については装用期間が長くなるにつれ, 良い結果が得られた。以上のことから補聴器の装用はコミュニケーション障害によるストレスを軽減し, 心理・社会的側面に良い影響を及ぼすと考えられる。 |
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ISSN: | 0303-8106 1883-7301 |
DOI: | 10.4295/audiology.50.52 |