急性音響性感音難聴の予後 ロジスティック回帰分析による検討

ロジスティック回帰分析を用いて, 急性音響性感音難聴の予後に関連する因子を検討した。 対象は1988年7月から1998年4月までに経験した自衛官56名である。 検討した因子は, 年齢, 患側, 治療開始までの日数, 耳栓の有無, 治療薬, 入院・外来別, pure tone average (PTA), high tone average (HTA), 1000Hz聴力レベル, 4000Hz聴力レベルである。 予後と関連の強い因子は, まず治療開始までの日数, 次いで4kHz聴力レベル, PTAの順であった。 不変群と回復群の2群で分析を行うと治療開始までの日数のみが有意な関連を認めた。 不変...

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Veröffentlicht in:AUDIOLOGY JAPAN 1999/06/30, Vol.42(3), pp.185-190
Hauptverfasser: 原田, 博文, 白石, 君男, 周防屋, 祐司, 毛利, 毅, 太田黒, 元, 加藤, 寿彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ロジスティック回帰分析を用いて, 急性音響性感音難聴の予後に関連する因子を検討した。 対象は1988年7月から1998年4月までに経験した自衛官56名である。 検討した因子は, 年齢, 患側, 治療開始までの日数, 耳栓の有無, 治療薬, 入院・外来別, pure tone average (PTA), high tone average (HTA), 1000Hz聴力レベル, 4000Hz聴力レベルである。 予後と関連の強い因子は, まず治療開始までの日数, 次いで4kHz聴力レベル, PTAの順であった。 不変群と回復群の2群で分析を行うと治療開始までの日数のみが有意な関連を認めた。 不変群と治癒群の2群で同様の分析を行うと, 治療開始までの日数, 4kHz聴力レベル, PTAの順で有意な関連を認めた。
ISSN:0303-8106
1883-7301
DOI:10.4295/audiology.42.185