60歳以上の年配者に対する安全な長距離ランニングできる方法 - ハーフマラソン中の突然心停止の症例報告

「要旨」島根県鹿足郡吉賀町における「よしか・夢・花マラソン」において当救護班の5年間の活動のうち, 突然心停止(CPA) 2名と1名の切迫事案を経験した. 3例共に60歳以上でありAEDにて心室性頻拍または心室細動を示した. 全例が発見者により緊急CPRまたは電気ショックを施行され, 回復し, 精査のため救急搬送を受けた. 全例が急性冠動脈症候群(ACS)ではなかったが1例は3枝病変, 1例は2枝病変であったため冠動脈ステント留置術を受けた. 1例は冠動脈攣縮であった. 60歳以上の年配者に対するマラソンの安全対策を考慮すべきと考えられた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:島根医学 2019-04, Vol.39 (1), p.27-30
Hauptverfasser: 呉得進, 重冨悠乃, 重冨雄哉, 久長恒洋, 安浩義, 加川玲子, 谷浦博之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」島根県鹿足郡吉賀町における「よしか・夢・花マラソン」において当救護班の5年間の活動のうち, 突然心停止(CPA) 2名と1名の切迫事案を経験した. 3例共に60歳以上でありAEDにて心室性頻拍または心室細動を示した. 全例が発見者により緊急CPRまたは電気ショックを施行され, 回復し, 精査のため救急搬送を受けた. 全例が急性冠動脈症候群(ACS)ではなかったが1例は3枝病変, 1例は2枝病変であったため冠動脈ステント留置術を受けた. 1例は冠動脈攣縮であった. 60歳以上の年配者に対するマラソンの安全対策を考慮すべきと考えられた.
ISSN:0559-829X