腹腔鏡補助下結腸右半切除術におけるドレーン留置の必要性の検討

「要旨」【目的】腹腔鏡補助下結腸右半切除術におけるドレーン留置の必要性について検討した. 【対象と方法】2013年4月より2018年2月までに当科で経験した腹腔鏡補助下結腸右半切除症例55例を対象とし, ドレーンを留置した群(留置群: 27例)と留置しなかった群(非留置群: 28例)に分け検討した. 血性アルブミン値およびCRP値の推移, 術後経口摂取開始時期, 歩行開始時期, 術後合併症, 術後在院日数を検討した. 【結果】血性アルブミンおよびCRPの推移は, 非留置群でやや高値であったが有意な差は認めなかった. 経口摂取時期は両群に差はなく, 歩行開始時期に有意な差を認めた(p...

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Veröffentlicht in:島根医学 2018-09, Vol.38 (3), p.150-156
Hauptverfasser: 豊田暢彦, 内田有紀, 服部晋司, 三浦義夫, 塩田摂成
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:「要旨」【目的】腹腔鏡補助下結腸右半切除術におけるドレーン留置の必要性について検討した. 【対象と方法】2013年4月より2018年2月までに当科で経験した腹腔鏡補助下結腸右半切除症例55例を対象とし, ドレーンを留置した群(留置群: 27例)と留置しなかった群(非留置群: 28例)に分け検討した. 血性アルブミン値およびCRP値の推移, 術後経口摂取開始時期, 歩行開始時期, 術後合併症, 術後在院日数を検討した. 【結果】血性アルブミンおよびCRPの推移は, 非留置群でやや高値であったが有意な差は認めなかった. 経口摂取時期は両群に差はなく, 歩行開始時期に有意な差を認めた(p
ISSN:0559-829X