糖尿病教育入院患者におけるHbA1c高値例についての検討
「要旨」 平成18年1月から平成20年12月の間に, 糖尿病教育入院を実施した延べ469名の内, HbA1c 10%以上を呈した124名を対象に, 臨床像や退院後経過について検討した. 124名(男70名/女54名)の平均年齢55.0歳, BMI 24.0kg/m2, 病型は1型3名, 2型119名, その他2名であった. 当科への受診経緯は, 他院・他科からの紹介が105名(85%)で最多であった. 合併症は, 末梢神経障害を82名(66%), 網膜症を54名(44%), 腎症を50名(40%)に認めた. 入院時の治療については, 110名(89%)にインスリン療法を実施し, 退院後の平均H...
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Veröffentlicht in: | 島根医学 2011-09, Vol.31 (3), p.154-158 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 平成18年1月から平成20年12月の間に, 糖尿病教育入院を実施した延べ469名の内, HbA1c 10%以上を呈した124名を対象に, 臨床像や退院後経過について検討した. 124名(男70名/女54名)の平均年齢55.0歳, BMI 24.0kg/m2, 病型は1型3名, 2型119名, その他2名であった. 当科への受診経緯は, 他院・他科からの紹介が105名(85%)で最多であった. 合併症は, 末梢神経障害を82名(66%), 網膜症を54名(44%), 腎症を50名(40%)に認めた. 入院時の治療については, 110名(89%)にインスリン療法を実施し, 退院後の平均HbA1cは6ヶ月後6.7%, 12ヶ月後6.6%と良好に推移した. 退院後の経過追跡が可能であった110名中, 36名(33%)がインスリン療法を離脱した. 血糖不良の入院症例に対し, 糖尿病教育および積極的なインスリン療法を行うことで良好なコントロールが得られ, 比較的高率にインスリン離脱も可能であった. |
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ISSN: | 0559-829X |