C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療後に1型糖尿病と原発性甲状腺機能低下症(橋本病)を発症した1例
C型慢性肝炎に対して, インターフェロン治療が施行されている. その合併症として, 1型糖尿病と橋本病をきたした症例を経験した. 症例は65歳, 主婦. C型肝炎に対してインターフェロン使用後, 高血糖をきたした. 尿中CPR低値, グルカゴン負荷でのCPR低値, 抗GAD抗体陽性で1型糖尿病と診断した. また原発性甲状腺機能低下症も認め, 抗甲状腺抗体が陽性であり橋本病と診断した. インターフェロン治療後に複数の自己免疫性内分泌疾患が合併した興味ある症例であった....
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Veröffentlicht in: | 島根医学 2007-06, Vol.27 (2), p.131-134 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | C型慢性肝炎に対して, インターフェロン治療が施行されている. その合併症として, 1型糖尿病と橋本病をきたした症例を経験した. 症例は65歳, 主婦. C型肝炎に対してインターフェロン使用後, 高血糖をきたした. 尿中CPR低値, グルカゴン負荷でのCPR低値, 抗GAD抗体陽性で1型糖尿病と診断した. また原発性甲状腺機能低下症も認め, 抗甲状腺抗体が陽性であり橋本病と診断した. インターフェロン治療後に複数の自己免疫性内分泌疾患が合併した興味ある症例であった. |
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ISSN: | 0559-829X |