日本語版Game Addiction Scale (GAS7-J) の作成と妥当性の検討

「問題と目的」 現代人にとって, こと青年にとってコンピューターゲームやビデオゲームは極めて身近なものである. その中で, ゲーム依存といった過剰なゲーム使用に関する研究が注目されている(e.g., Madigan, 2015). ゲームへの依存は, 社会的・感情的問題を引き起こすゲームの過剰で強迫的な使用と捉えられ(Lemmens, Valkenburg, & Peter, 2009), 海外の先行研究では, 使用時間, 孤独感, 攻撃性, 人生満足度, 抑うつなどとの関係が検討されている(e.g., Gaetan, Bonnet, Brejard, & Cury, 2014...

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Veröffentlicht in:パーソナリティ研究 2018-11, Vol.27 (2), p.175-177
Hauptverfasser: 古賀佳樹, 川島大輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」 現代人にとって, こと青年にとってコンピューターゲームやビデオゲームは極めて身近なものである. その中で, ゲーム依存といった過剰なゲーム使用に関する研究が注目されている(e.g., Madigan, 2015). ゲームへの依存は, 社会的・感情的問題を引き起こすゲームの過剰で強迫的な使用と捉えられ(Lemmens, Valkenburg, & Peter, 2009), 海外の先行研究では, 使用時間, 孤独感, 攻撃性, 人生満足度, 抑うつなどとの関係が検討されている(e.g., Gaetan, Bonnet, Brejard, & Cury, 2014; Lemmens et al., 2009). 他方, 日本においては蓄積が非常に乏しく, また妥当性と信頼性が備わった尺度も未だ開発されていないことから, 本研究ではゲーム依存を測定する尺度を作成した. 海外ではゲーム依存を測定する複数の尺度がこれまで開発されているが(e.g., Kuss & Griffiths, 2012), 本研究ではとくにLemmens et al.(2009)が開発したGame Addiction Scaleに着目した.
ISSN:1348-8406