巻頭言 病院図書館に期待すること

会誌「病院図書館」の巻頭言を依頼されて, 初めてこの雑誌の存在を知りました. 病院図書館は一般の方に公開している公的図書館とは目的が異なり, 医療従事者を対象にし, 日常診療業務に関する疑問点などについて勉強するための資料を保管する施設であると思います. また, 保管されていない場合は連携した施設からの取り寄せで賄うことになります. もっと広く探す場合には, インターネット検索で必要な文献を見つけ, その全文に到達できる施設にお願いすることになります. 臨床研修指定病院では, 院内図書室の設置が義務づけられており, 研究, 研修に必要な施設, 図書, 雑誌の整備をするように定められています....

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:病院図書館 2013-09, Vol.33 (2), p.99-100
1. Verfasser: 木内利明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:会誌「病院図書館」の巻頭言を依頼されて, 初めてこの雑誌の存在を知りました. 病院図書館は一般の方に公開している公的図書館とは目的が異なり, 医療従事者を対象にし, 日常診療業務に関する疑問点などについて勉強するための資料を保管する施設であると思います. また, 保管されていない場合は連携した施設からの取り寄せで賄うことになります. もっと広く探す場合には, インターネット検索で必要な文献を見つけ, その全文に到達できる施設にお願いすることになります. 臨床研修指定病院では, 院内図書室の設置が義務づけられており, 研究, 研修に必要な施設, 図書, 雑誌の整備をするように定められています. そのために, 一定の広さを持った院内図書室が必要になります. もし, 電子化した資料のみで許されるなら, 蔵書の保管場所が節約できます. 医学は日進月歩しており, 古い書籍の必要性は低いと思います.
ISSN:1345-6857