病院図書館と著作権-最近の話題
「はじめに」ネットワーク化, デジタル化された社会においては, 情報関連技術の発達に伴い著作権は侵害されやすくなる. 著作物を利用する側からすると技術的な面で情報を自由に利用できるようになる. こうした環境があるゆえに簡単に著作権侵害をしてしまう可能性があるといわれている. 平成元年から15年の間に10回著作権法が改正された. これまでの著作権法改正の多くは, 国際条約への対応(条約批准のための国内法整備, 通商政策との関連など), 司法救済(侵害された損益に対する損害賠償など), 経済社会状況の変化(経過措置の廃止, 利用の公益性を鑑みて権利制限を拡大など)によるものである. 2004年6月...
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Veröffentlicht in: | 病院図書館 2004, Vol.24 (4), p.163-167 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」ネットワーク化, デジタル化された社会においては, 情報関連技術の発達に伴い著作権は侵害されやすくなる. 著作物を利用する側からすると技術的な面で情報を自由に利用できるようになる. こうした環境があるゆえに簡単に著作権侵害をしてしまう可能性があるといわれている. 平成元年から15年の間に10回著作権法が改正された. これまでの著作権法改正の多くは, 国際条約への対応(条約批准のための国内法整備, 通商政策との関連など), 司法救済(侵害された損益に対する損害賠償など), 経済社会状況の変化(経過措置の廃止, 利用の公益性を鑑みて権利制限を拡大など)によるものである. 2004年6月の著作権法改正では, 改正提案理由として知的財産権の強化(2003年7月に知的財産基本法に基づき, 「知的財産の創造, 保護及び活用に関する推進計画」が策定された)があげられ, 知的財産戦略の推進と著作物の適切な保護と活用を図るために必要となる改正を行うとして, レコードの還流防止, 書籍・雑誌の貸与権, 罰則が強化されている. |
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ISSN: | 1345-6857 |