1. EBウイルス感染により汎血球減少をきたした1幼児例

症例は発熱・食欲低下を主訴に当科へ紹介入院となった1歳女児で, 肝脾腫, 汎血球減少, 肝機能障害を認めたため, 金沢大学医学部附属病院へ転院した. 骨髄検査では幼若な, 顆粒球系, 赤芽球系が多いが, 芽球は認めず, ウィルス感染による骨髄抑制と考えられ, プレドニゾロン内服により汎血球減少は速やかに改善した. 血清抗体価, PCRによるウイルスゲノムの検索によりEBウイルスが原因と考えられた....

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Veröffentlicht in:富山医科薬科大学医学会誌 1992, Vol.5 (1), p.61-61
Hauptverfasser: 金兼弘和, 田丸陽一, 横井透, 関秀俊, 小泉晶一, 谷口昴, 田中道夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は発熱・食欲低下を主訴に当科へ紹介入院となった1歳女児で, 肝脾腫, 汎血球減少, 肝機能障害を認めたため, 金沢大学医学部附属病院へ転院した. 骨髄検査では幼若な, 顆粒球系, 赤芽球系が多いが, 芽球は認めず, ウィルス感染による骨髄抑制と考えられ, プレドニゾロン内服により汎血球減少は速やかに改善した. 血清抗体価, PCRによるウイルスゲノムの検索によりEBウイルスが原因と考えられた.
ISSN:1349-676X