Moodleを活用した関節エコー教育プログラムの開発

【要旨】島根大学医学部附属病院クリニカルスキルアップセンターと膠原病内科は, 医学科5年次の臨床実習で, 関節エコーの指導を行っている. COVID-19感染拡大により, 対面で提供していた関節エコー実習をLearning Management SystemによるMoodle教育へ移行した. コース受講者の7割が30 ~45分で履修していた. これは一般的なLearning Management Systemの履修時間に等しく, 本コースは妥当なボリュームであったと考える. 本コースの特徴について5割の学生が, 分かりやすい資料を取得できるコースと回答した. 学生が臨床実習のe-learnin...

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Veröffentlicht in:島根大学医学部紀要 2020-03, Vol.43, p.13-18
Hauptverfasser: 佐藤直, 本田学, 狩野賢二, 近藤正宏, 森山繭子, 村川洋子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【要旨】島根大学医学部附属病院クリニカルスキルアップセンターと膠原病内科は, 医学科5年次の臨床実習で, 関節エコーの指導を行っている. COVID-19感染拡大により, 対面で提供していた関節エコー実習をLearning Management SystemによるMoodle教育へ移行した. コース受講者の7割が30 ~45分で履修していた. これは一般的なLearning Management Systemの履修時間に等しく, 本コースは妥当なボリュームであったと考える. 本コースの特徴について5割の学生が, 分かりやすい資料を取得できるコースと回答した. 学生が臨床実習のe-learningに求める要素は, 「分かりやすい資料が取得でき, 学生の立場で実践できる内容」であった. 炎症や骨病変の可視化が魅力であるエコー学習において, Moodleを活用した視覚教材の提供は有用であると考える. Moodleのフォーラム機能をもちいたディスカッションは, 目的を持ったエコー検査の重要性や, 身体診察と検査の関連性を教育する有用な手段となった.
ISSN:1880-084X