C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン+リバビリン併用療法における副作用としての皮膚症状

「はじめに」C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)療法は年々改良され, 平成16年からは, 週1回の皮下注射で有効血中濃度を持続できるペグインターフェロン(PEG-IFN)と, 内服の抗ウイルス剤である核酸アナログ:リバビリン(RBV)を併用できるようになり, これによってC型肝炎ウイルスの消失率も飛躍的に改善され, この治療を受ける患者さんの数は増加している. しかしIFN療法が進歩する一方で, 副作用として特に皮膚症状を示す患者が増えているため, この副反応に対する認識を深め, 対応を考える必要がある. 今回はPEG-IFN+RBV併用療法の副作用として重症の皮膚反応を呈した一例を...

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Veröffentlicht in:福岡医学雑誌 2007-09, Vol.98 (9), p.353-356
Hauptverfasser: 遠城寺宗近, 大日輝記, 権藤寿喜, 占部和敬
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」C型慢性肝炎に対するインターフェロン(IFN)療法は年々改良され, 平成16年からは, 週1回の皮下注射で有効血中濃度を持続できるペグインターフェロン(PEG-IFN)と, 内服の抗ウイルス剤である核酸アナログ:リバビリン(RBV)を併用できるようになり, これによってC型肝炎ウイルスの消失率も飛躍的に改善され, この治療を受ける患者さんの数は増加している. しかしIFN療法が進歩する一方で, 副作用として特に皮膚症状を示す患者が増えているため, この副反応に対する認識を深め, 対応を考える必要がある. 今回はPEG-IFN+RBV併用療法の副作用として重症の皮膚反応を呈した一例を提示し, この問題について, 主に内科的立場から現状をまとめてみた.
ISSN:0016-254X