初期認知症の支援に携わる地域包括支援センターと訪問看護ステーション看護職の困難経験
北信越地域の地域包括支援センター(センター)と訪問看護ステーション(ST)の看護職に質問紙調査を実施し,初期認知症の支援での困難経験を明らかにした.困難経験として,センター看護職では,【サービス導入など継続的な支援が難しい】【社会全体で支える仕組み,風土が不十分ななかでの支援】【認知症専門医療機関につながらない】【専門職としての力量が不足】の4コアカテゴリー,ST看護職では【初期認知症者と家族の状況に適した看護が効果的に提供できない】【訪問看護受入れへの抵抗】【本人と家族・住民の思いの調整に苦慮する】【初期ゆえに本人との関係づくりに苦心】【社会資源や制度の不十分さ】【認知症専門医療機関につなが...
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Veröffentlicht in: | 老年社会科学 2023/04/20, Vol.45(1), pp.17-27 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 北信越地域の地域包括支援センター(センター)と訪問看護ステーション(ST)の看護職に質問紙調査を実施し,初期認知症の支援での困難経験を明らかにした.困難経験として,センター看護職では,【サービス導入など継続的な支援が難しい】【社会全体で支える仕組み,風土が不十分ななかでの支援】【認知症専門医療機関につながらない】【専門職としての力量が不足】の4コアカテゴリー,ST看護職では【初期認知症者と家族の状況に適した看護が効果的に提供できない】【訪問看護受入れへの抵抗】【本人と家族・住民の思いの調整に苦慮する】【初期ゆえに本人との関係づくりに苦心】【社会資源や制度の不十分さ】【認知症専門医療機関につながらない】【専門職としての力量が不足】の7コアカテゴリーが抽出された.センターとSTの看護職のもつ強みを生かした実践が,地域での初期認知症の支援に対する看護実践の向上につながると考える. |
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ISSN: | 0388-2446 2435-1717 |
DOI: | 10.34393/rousha.45.1_17 |