神奈川県における自己申告の3歳児う蝕に関連する要因と地域差

県行政への活用に資するため,神奈川県が2020年度に実施した県民歯科保健実態調査の3歳児のデータを用いて,う蝕に関連する個人要因と地域差を検討した.4,741名の自己申告のう蝕,属性および歯科保健行動のデータを用いた.う蝕の有無または不明とその他の調査項目をクロス集計で検討後,う蝕の有無または不明を目的変数(参照カテゴリ:う蝕),その他の項目を説明変数とした多項ロジスティック回帰分析を行った.仕上げ磨きの負担感や困り感の自由回答について計量テキスト分析を行った.多項ロジスティック回帰分析でう蝕ありのオッズ比が有意に1以上であったのは,住所地域(基準:横浜市)の相模原市,湘南東部,県西,出生順位...

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Veröffentlicht in:口腔衛生学会雑誌 2024, Vol.74(3), pp.177-186
Hauptverfasser: アルタンバガナ, ナンデンウチラル, 宋, 文群, 持田, 悠貴, 入江, 浩一郎, 山本, 龍生
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:県行政への活用に資するため,神奈川県が2020年度に実施した県民歯科保健実態調査の3歳児のデータを用いて,う蝕に関連する個人要因と地域差を検討した.4,741名の自己申告のう蝕,属性および歯科保健行動のデータを用いた.う蝕の有無または不明とその他の調査項目をクロス集計で検討後,う蝕の有無または不明を目的変数(参照カテゴリ:う蝕),その他の項目を説明変数とした多項ロジスティック回帰分析を行った.仕上げ磨きの負担感や困り感の自由回答について計量テキスト分析を行った.多項ロジスティック回帰分析でう蝕ありのオッズ比が有意に1以上であったのは,住所地域(基準:横浜市)の相模原市,湘南東部,県西,出生順位(基準:第1子)の第2子以降,テレビをみながら食事(基準:しない),甘味飲食物の毎日摂取(基準:),歯を毎日は磨かない(基準:磨く),仕上げ磨きの負担感や困り感(基準:),フッ化物配合歯磨剤を毎日は使わない(基準:使う),歯科医院の受診経験ありまたは不明(基準:)であった(p
ISSN:0023-2831
2189-7379
DOI:10.5834/jdh.74.3_177