P19 歯間ブラシによるプラークコントロール効果について

わが国では, 歯口清掃が日常の生活習慣として定着してきており, 手用歯ブラシを補完する手段として歯間部清掃用具を利用する者も多くなってきている. 本研究では, 手用歯ブラシと歯間ブラシを併せて一定期間使用した際のプラークコントロール効果を明らかにする目的で, 本大学職員等10名を対象にQLF測定を実施し, その画像解析によりRed plaqueの付着および除去状況について評価を行った. その結果, 手用歯ブラシと歯間ブラシを併用した群(被験者群)では, 手用歯ブラシのみを使用した群(コントロール群)に比べて, 1週間および2週間後の△R(Red plaque量)average値で改善傾向が認め...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:口腔衛生学会雑誌 2010, Vol.60 (5), p.609-609
Hauptverfasser: 神光一郎, 上根昌子, 川崎弘二, 大橋晶子, 福島克明, 神原正樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:わが国では, 歯口清掃が日常の生活習慣として定着してきており, 手用歯ブラシを補完する手段として歯間部清掃用具を利用する者も多くなってきている. 本研究では, 手用歯ブラシと歯間ブラシを併せて一定期間使用した際のプラークコントロール効果を明らかにする目的で, 本大学職員等10名を対象にQLF測定を実施し, その画像解析によりRed plaqueの付着および除去状況について評価を行った. その結果, 手用歯ブラシと歯間ブラシを併用した群(被験者群)では, 手用歯ブラシのみを使用した群(コントロール群)に比べて, 1週間および2週間後の△R(Red plaque量)average値で改善傾向が認められるとともに△Rの除去率が高いことが明らかとなり, またセルフケア改善率でも高い結果が得られたことから, 歯間ブラシが手用歯ブラシと併用され適正使用されることが, プラークコントロールの改善に寄与することが示唆された.
ISSN:0023-2831