P14 平成21年度に香川県内で実施された成人歯科健診モデル事業実施報告
われわれは平成18年度より日本歯科医師会が提唱する「歯科保健指導を中心とした成人歯科健診プログラム」をモデル事業として実施し, 運用上の問題点, および当モデル事業による受診者の口腔保健行動や口腔内状況への影響等について検討を加えている. 平成21年度は四国電力(株)様のご協力を得て, 社員103名(平均年齢45.5歳, 男性85名, 女性18名)を対象に, 唾液検査・質問紙票調査に加えて歯科医師による口腔内診査も行い, その結果について分析を行った. まず唾液検査結果と歯周所見について, 唾液中LDH濃度と最大歯周ポケット深さとの間に有意な相関関係がみられた. また2回の唾液検査結果を比較し...
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Veröffentlicht in: | 口腔衛生学会雑誌 2010, Vol.60 (5), p.608-608 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | われわれは平成18年度より日本歯科医師会が提唱する「歯科保健指導を中心とした成人歯科健診プログラム」をモデル事業として実施し, 運用上の問題点, および当モデル事業による受診者の口腔保健行動や口腔内状況への影響等について検討を加えている. 平成21年度は四国電力(株)様のご協力を得て, 社員103名(平均年齢45.5歳, 男性85名, 女性18名)を対象に, 唾液検査・質問紙票調査に加えて歯科医師による口腔内診査も行い, その結果について分析を行った. まず唾液検査結果と歯周所見について, 唾液中LDH濃度と最大歯周ポケット深さとの間に有意な相関関係がみられた. また2回の唾液検査結果を比較したところ, LDH濃度は2回目の検査において有意に低下していた. 加えて2回の質問紙票調査を比較検討した結果, 特に「保健行動」に関する項目において, 保健指導後では良好な保健行動にいたっている傾向にあることが示された. |
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ISSN: | 0023-2831 |