山梨県における高齢者歯科疾患健診結果の検討
山梨県内の高齢者の歯科保健の推進にあたり, 各種歯科健康診査活動の結果および歯科保健活動について検討した. 今回の調査結果において, 日常生活が自立した在宅高齢者より施設入所している要介護高齢者のほうが残存歯数は少なかった. このことは自立した在宅高齢者ほど口腔ケアが自立しており残存歯数が多く口腔機能が保たれている可能性が高いこと, また施設入居者は疾病等罹患後, 口腔ケアが不十分であり口腔衛生状態が悪く歯の喪失につながった可能性が考えられる. また加齢に伴い中等度以上の歯周炎の罹患率が高くなっている. さらに高齢になるに従い歯磨き回数も減少していることは, 口腔内の衛生管理状態が悪くなってい...
Gespeichert in:
Hauptverfasser: | , , , , |
---|---|
Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 山梨県内の高齢者の歯科保健の推進にあたり, 各種歯科健康診査活動の結果および歯科保健活動について検討した. 今回の調査結果において, 日常生活が自立した在宅高齢者より施設入所している要介護高齢者のほうが残存歯数は少なかった. このことは自立した在宅高齢者ほど口腔ケアが自立しており残存歯数が多く口腔機能が保たれている可能性が高いこと, また施設入居者は疾病等罹患後, 口腔ケアが不十分であり口腔衛生状態が悪く歯の喪失につながった可能性が考えられる. また加齢に伴い中等度以上の歯周炎の罹患率が高くなっている. さらに高齢になるに従い歯磨き回数も減少していることは, 口腔内の衛生管理状態が悪くなっていることも予測され, 積極的な口腔衛生指導の必要性が示唆された. このような中で歯科. 口腔機能健診・指導を行うことは, より歯科受診行動の意識が高まり口腔ケアヘの意識が高まることが示唆された. |
---|---|
ISSN: | 0023-2831 |