自治体人間ドック受診者の歯周疾患の改善‐空白となり易い成人男子への歯科保健事業
町の歯科保健事業が空白な年齢層の成人男性が人間ドック受診であることに着目して, ドック事前説明会に歯科事業を企画した. 歯周病と刷掃の学習, CPI評価, 結果を素材の刷掃を町職員歯科衛生士, 協力衛生士, 町の住民自主歯科学習組織(ミッキーマウスの会)の協力で行った. ドック健診結果の事後説明会で同様メンバーで刷掃体験と相互刷掃を行った. また, 対象者に町職員衛生士が会うたび刷掃と歯周評価を行い, 5年間に平均1.67回かかわった. 初回受診が平成9, 10, 11年で5年後14, 15, 16年に再受診できた40名を被検対象とした. 初回軽度CPI(0~2)は41.6%, 重度CPI(3...
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Veröffentlicht in: | 口腔衛生学会雑誌 2005, Vol.55 (3), p.222-222 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 町の歯科保健事業が空白な年齢層の成人男性が人間ドック受診であることに着目して, ドック事前説明会に歯科事業を企画した. 歯周病と刷掃の学習, CPI評価, 結果を素材の刷掃を町職員歯科衛生士, 協力衛生士, 町の住民自主歯科学習組織(ミッキーマウスの会)の協力で行った. ドック健診結果の事後説明会で同様メンバーで刷掃体験と相互刷掃を行った. また, 対象者に町職員衛生士が会うたび刷掃と歯周評価を行い, 5年間に平均1.67回かかわった. 初回受診が平成9, 10, 11年で5年後14, 15, 16年に再受診できた40名を被検対象とした. 初回軽度CPI(0~2)は41.6%, 重度CPI(3~4)は58.4%が, 再受診で軽度CPI値74.3%, 重度CPI値25.7%と統計学的有意に改善した. 歯科健診に刷掃の相互学習を導入して歯周改善をもたらしたと考えられる. 歯周改善を体験したなかには地区集会所などで歯科保健活動を興す者もあり, 成人男性層の参画は地域歯科保健の展開に有用である. |
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ISSN: | 0023-2831 |