某高等専門学校生のう蝕罹患状況の改善について
青年期の永久歯う蝕予防対策の一助とするために, 15歳と19歳の男子学生の断面ならびに追跡う蝕成績を分析検討した. 仙台市内の某専門学校生359名で, 1996年と2000年入学生および2004年入学生である. 定期歯科健診時に, 被検者と対面する方式で, 繊維光学照明装置(FOTI), 歯鏡とCPI-probe, 人工照明を用いる視診型で行った. 分散分析とノンパラメトリック分析による統計学的検定を行った. 15歳と19歳のカリエスフリー者の有意な増加と15歳の平均DMFTの有意な減少を認めた. 15歳時のカリエスフリー者は19歳時点でもカリエスフリーの状態を維持する傾向にあった. 10歯以...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 青年期の永久歯う蝕予防対策の一助とするために, 15歳と19歳の男子学生の断面ならびに追跡う蝕成績を分析検討した. 仙台市内の某専門学校生359名で, 1996年と2000年入学生および2004年入学生である. 定期歯科健診時に, 被検者と対面する方式で, 繊維光学照明装置(FOTI), 歯鏡とCPI-probe, 人工照明を用いる視診型で行った. 分散分析とノンパラメトリック分析による統計学的検定を行った. 15歳と19歳のカリエスフリー者の有意な増加と15歳の平均DMFTの有意な減少を認めた. 15歳時のカリエスフリー者は19歳時点でもカリエスフリーの状態を維持する傾向にあった. 10歯以上のう蝕多発者も減少傾向にあるが, 2004年19歳で17.4%を認めた. 本対象の青年期においては, 全般的にう蝕の減少を認めたが, 特に10歯以上のう蝕多発者の増加を食い止める対策の必要性が示唆された. |
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ISSN: | 0023-2831 |