滋賀県における就学前在宅障害児への歯科保健活動について
滋賀県においては, 昭和60年度から巡回歯科保健指導事業として, 障害児通園事業に参加している未就学児に対して年1回の歯科健診と年2回の歯科保健指導およびフッ素塗布を行っている. 平成13年度からは, より効果的な事業実施に向けて, 事業に参加している在宅歯科衛生士らを交えて年2回検討会議を開催し, その会議において出された意見をもとに, ケースカンファレンスの充実, 保護者に手渡す受診結果票への工夫, 対象児の口腔状況に応じて適切な指導ができる多種類のパンフレットの作成, 保護者や関係職員に対するアンケート調査, ティーチを用いた指導の導入などを行ったので, その経過について報告した. なお...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 滋賀県においては, 昭和60年度から巡回歯科保健指導事業として, 障害児通園事業に参加している未就学児に対して年1回の歯科健診と年2回の歯科保健指導およびフッ素塗布を行っている. 平成13年度からは, より効果的な事業実施に向けて, 事業に参加している在宅歯科衛生士らを交えて年2回検討会議を開催し, その会議において出された意見をもとに, ケースカンファレンスの充実, 保護者に手渡す受診結果票への工夫, 対象児の口腔状況に応じて適切な指導ができる多種類のパンフレットの作成, 保護者や関係職員に対するアンケート調査, ティーチを用いた指導の導入などを行ったので, その経過について報告した. なお, 事業開始当初(S60)は, 巡回指導受診児の3歳児はdmftが3.57と, 県全体の3歳児のdmft3.10に比べ多い状況であったが, 平成15年度には巡回指導受診児のdmftが0.47となり, 健常児のdmft1.47(H14)に比べ半数以下となっている. |
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ISSN: | 0023-2831 |