歯科臨床検査による乳幼児歯科保健の支援‐委託型唾液検査の検討

歯科臨床検査による乳幼児歯科保健の支援を検討するため, 18ヵ月児および3歳児とその母親を対象に, 簡易唾液採取法による委託型唾液検査を試行した. その結果, 18ヵ月児では乳酸桿菌の検出率が約30%と高いが, 3歳児ではミュータンスレンサ球菌の検出率が約29%と高い傾向にあった. なお, いずれの菌も, 母子間では細菌レベルに有意な相関は認められなかった. 本法はデータに基づく齲蝕リスクの評価と保健指導, ならびに集団でのハイリスクの抽出に有用であった....

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Hauptverfasser: 稲葉大輔, 佐藤保, 橋浦礼次郎, 狩野裕史, 岩淵壮之助, 南健太郎, 米満正美
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:歯科臨床検査による乳幼児歯科保健の支援を検討するため, 18ヵ月児および3歳児とその母親を対象に, 簡易唾液採取法による委託型唾液検査を試行した. その結果, 18ヵ月児では乳酸桿菌の検出率が約30%と高いが, 3歳児ではミュータンスレンサ球菌の検出率が約29%と高い傾向にあった. なお, いずれの菌も, 母子間では細菌レベルに有意な相関は認められなかった. 本法はデータに基づく齲蝕リスクの評価と保健指導, ならびに集団でのハイリスクの抽出に有用であった.
ISSN:0023-2831