プロ野球選手の口腔健康状態と最大噛みしめ時の咬合力分布

スポーツ選手にとって全身および口腔の健康の維持増進そのための健康管理は成績向上や目標達成のためにも重要である. われわれは1997年より, プロ野球球団選手のう蝕や歯周疾患の状態, および咬合力について調べている. 2000年に行った健診のDMF歯数, 歯周疾患の状態についての結果を, 投手-野手, 右投げ選手-左投げ選手, 出場試合数の多い選手-少ない選手に分けて比較したところ, 特に有意な差は認められなかったが, 出場試合数の少ない選手では, 出場試合数の多い選手に比べ, D歯数が多く, F歯数が少ない傾向にあった. また, これらの結果は, 1999年に行われた歯科疾患実態調査の結果とほ...

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Hauptverfasser: 豊嶋優子, 齋藤俊行, 佐々木誠, 三苫守英, 緒方哲朗, 古賀敏比古
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:スポーツ選手にとって全身および口腔の健康の維持増進そのための健康管理は成績向上や目標達成のためにも重要である. われわれは1997年より, プロ野球球団選手のう蝕や歯周疾患の状態, および咬合力について調べている. 2000年に行った健診のDMF歯数, 歯周疾患の状態についての結果を, 投手-野手, 右投げ選手-左投げ選手, 出場試合数の多い選手-少ない選手に分けて比較したところ, 特に有意な差は認められなかったが, 出場試合数の少ない選手では, 出場試合数の多い選手に比べ, D歯数が多く, F歯数が少ない傾向にあった. また, これらの結果は, 1999年に行われた歯科疾患実態調査の結果とほぼ同程度であった. 咬合力診査について, 今回われわれは, 咬合力測定用感圧フィルムDental Prescaleを用いて行った. その結果, 選手の利き腕による比較では, 右投げ選手は左投げ選手に比べ, 咬合力, 咬合面積ともに有意に大きいということがわかった(p
ISSN:0023-2831