自己記入式質問紙の有用性に関する口腔診査結果との対比による評価
生涯を通した口腔保健は8020を促進するために重要である。成人を対象にした歯科保健活動は,乳幼児期および小学生から高校生まで母子保健法や学校保健法の管理下にある時期と異なり,歯科健診の受診者は少なく,また受診しにくい場合が多く困難である。歯科健診が受診しにくい人々にも幅広く歯科に関心をもってもらう目的で,質問紙に回答するとコンピュータのアドバイスが受けられるシステム(お口の健康アドバイスシステム)を開発した。本システムは症状編と歯みがき行動編などからなる。某企業従業員を対象に本システムの症状編について質問紙調査をし,口腔診査との対比を行った結果,1.う蝕については正答率が61.1% 2.歯周疾...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 口腔衛生学会雑誌 2000/07/30, Vol.50(3), pp.302-308 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 生涯を通した口腔保健は8020を促進するために重要である。成人を対象にした歯科保健活動は,乳幼児期および小学生から高校生まで母子保健法や学校保健法の管理下にある時期と異なり,歯科健診の受診者は少なく,また受診しにくい場合が多く困難である。歯科健診が受診しにくい人々にも幅広く歯科に関心をもってもらう目的で,質問紙に回答するとコンピュータのアドバイスが受けられるシステム(お口の健康アドバイスシステム)を開発した。本システムは症状編と歯みがき行動編などからなる。某企業従業員を対象に本システムの症状編について質問紙調査をし,口腔診査との対比を行った結果,1.う蝕については正答率が61.1% 2.歯周疾患については正答率が63.3% 3.知覚過敏については正答率が73.3%であった。以上より,本システムの症状に関する各項目に高い正答率が得られ,本システムの有用性が示唆された。 |
---|---|
ISSN: | 0023-2831 2189-7379 |
DOI: | 10.5834/jdh.50.3_302 |