高齢者の歯の残存率と健康の相関関係について「平成9年度・歯, 体についての健康調査」より

われわれ, 徳島県歯科医師会衛生部および衛生士会は, 毎年8020フェスティバルを開催し, 8020運動の推進と口腔衛生の向上を図っている. そのとき気づくのは, 8020を達成された高齢者の方々は, 一般の同世代の方々と比較すると肉体的, 精神的に非常に元気なことである. これは, 昔から「歯は第一番目の消化器である」といわれるように, 歯の残存率と体の健康が密接な関係にあるのでは, との思いから「平成9年度歯と体の健康調査」から統計を試みた. なお, この調査は, 65歳以上の人々を対象とし, 歯科医院来院者および老健施設での入院者を, 歯科医および歯科衛生士が調査し, そのうち135名を...

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Hauptverfasser: 井上秀人, 秋田豊仁, 坂東純一, 那賀川明美, 長尾明美, 今川真由美
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:われわれ, 徳島県歯科医師会衛生部および衛生士会は, 毎年8020フェスティバルを開催し, 8020運動の推進と口腔衛生の向上を図っている. そのとき気づくのは, 8020を達成された高齢者の方々は, 一般の同世代の方々と比較すると肉体的, 精神的に非常に元気なことである. これは, 昔から「歯は第一番目の消化器である」といわれるように, 歯の残存率と体の健康が密接な関係にあるのでは, との思いから「平成9年度歯と体の健康調査」から統計を試みた. なお, この調査は, 65歳以上の人々を対象とし, 歯科医院来院者および老健施設での入院者を, 歯科医および歯科衛生士が調査し, そのうち135名をまとめた. 統計として正確さを欠くものであったが, やはり, いろいろな面で歯の残存率が大きく健康度にかかわっていると確信させられた.
ISSN:0023-2831