歯学部生のブラッシング習慣とプラークコントロールの状況

成人が日常行っているブラッシング習慣とプラーク除去効果の関連性などについて検討する目的で,歯学部生46名を対象にビデオ撮影装置を使用してブラッシング動作の観察を行った。同時に,ブラッシング習慣のアンケート調査および口腔内状況の診査を行い,以下の結果を得た。1.アンケート調査の結果,ブラッシング回数は44名(96%)が朝と夜の1日2回であった。2.ブラッシング指導を受けた経験がある者(20名)とない者(26名)についてPCRの値を比較したところ,両者の間に有意差は認められなかった。3.ビデオ撮影した画像を観察した結果,ブラッシング時間の平均値は, 278.2±120.2秒であった。また,最も多く...

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Veröffentlicht in:口腔衛生学会雑誌 1998/07/30, Vol.48(3), pp.277-284
Hauptverfasser: 森下, 真行, 宮城, 昌治, 島津, 篤, 田中, 孝子, 山崎, 由紀子, 岩本, 義史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:成人が日常行っているブラッシング習慣とプラーク除去効果の関連性などについて検討する目的で,歯学部生46名を対象にビデオ撮影装置を使用してブラッシング動作の観察を行った。同時に,ブラッシング習慣のアンケート調査および口腔内状況の診査を行い,以下の結果を得た。1.アンケート調査の結果,ブラッシング回数は44名(96%)が朝と夜の1日2回であった。2.ブラッシング指導を受けた経験がある者(20名)とない者(26名)についてPCRの値を比較したところ,両者の間に有意差は認められなかった。3.ビデオ撮影した画像を観察した結果,ブラッシング時間の平均値は, 278.2±120.2秒であった。また,最も多く観察されたブラッシング動作は水平方向の動きで,44名(95.7%)が単独あるいは他の方法と組合せ水平方向にブラッシングを動かしていた。4.ブラッシング時間とPCRの相関関係を調べたところ,ブラッシング時間の長いものほどPCRの値が低いことが示された(r=-0.301,p
ISSN:0023-2831
2189-7379
DOI:10.5834/jdh.48.3_277