福岡県における1歳6カ月児齲蝕有病の最近の動向

「緒言」かつては猖獗を極めた乳歯齲蝕も, 最近では減少傾向にあるといわれている1-4). しかし一方では, 1歳から 3, 4歳にかけて乳歯齲蝕が急増していくというパターンが大きく変化した訳ではない5-8). 著者らは, 福岡県における1981年から89年度の1歳6カ月児歯科健康診査の結果を基に, 福岡県のここ9年間の1歳6カ月児齲蝕有病の動向について報告する. 「資料および方法」1981年から1989年にかけて実施された福岡県における1歳6カ月児歯科健康診査の成績を基礎資料とした. 1人平均齲歯数の年次推移をとらえるため高次回帰曲線について実測値への適合度を検討した. また, 1985年から...

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Veröffentlicht in:口腔衛生学会雑誌 1991, Vol.41 (5), p.726-728
Hauptverfasser: 十亀輝, 山口佳子, 上野幸子, 加藤恭裕, 宮崎秀夫, 竹原直道
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」かつては猖獗を極めた乳歯齲蝕も, 最近では減少傾向にあるといわれている1-4). しかし一方では, 1歳から 3, 4歳にかけて乳歯齲蝕が急増していくというパターンが大きく変化した訳ではない5-8). 著者らは, 福岡県における1981年から89年度の1歳6カ月児歯科健康診査の結果を基に, 福岡県のここ9年間の1歳6カ月児齲蝕有病の動向について報告する. 「資料および方法」1981年から1989年にかけて実施された福岡県における1歳6カ月児歯科健康診査の成績を基礎資料とした. 1人平均齲歯数の年次推移をとらえるため高次回帰曲線について実測値への適合度を検討した. また, 1985年から89年の1人平均df歯数について, 福岡県の各市町村別実施成績を基に, 県下各保健所管区別の年次変化を1次式に当てはめ, 増加・減少の傾向を調べた. 「結果」1981年から1989年の福岡県における1歳6カ月児歯科健診の受診者数, 受診率, 齲蝕有病者率, 1人平均df歯数をTable 1に示す.
ISSN:0023-2831