7〕 愛知県における80歳歯科健康調査(8020調査)
歯・口腔の健康を保ち自分の歯で生活できる人は“生きいき人生”を送ることができ幸せである. 愛知県内で80歳以上で自分の歯が20歯以上ある人が, 愛知県歯科医師会の調査で1989年には241名であった. これらの人についての口腔内状況やなぜ歯が残っていたのかを調べることは大変興味深いことである. そこで今回歯を残すための要因を調べるため, 上記の対象についてランダムに73名(男54, 女19)をケース, および42名(男30, 女12)をコントロールとし, 過去にさかのぼって成育歴, 生活習慣や歯科受診態度, 口腔内状況, 現在の咀嚼状態などについてケース・コントロール研究を行ったので報告した....
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Veröffentlicht in: | 口腔衛生学会雑誌 1991, Vol.41 (3), p.362-362 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 歯・口腔の健康を保ち自分の歯で生活できる人は“生きいき人生”を送ることができ幸せである. 愛知県内で80歳以上で自分の歯が20歯以上ある人が, 愛知県歯科医師会の調査で1989年には241名であった. これらの人についての口腔内状況やなぜ歯が残っていたのかを調べることは大変興味深いことである. そこで今回歯を残すための要因を調べるため, 上記の対象についてランダムに73名(男54, 女19)をケース, および42名(男30, 女12)をコントロールとし, 過去にさかのぼって成育歴, 生活習慣や歯科受診態度, 口腔内状況, 現在の咀嚼状態などについてケース・コントロール研究を行ったので報告した. 80歳以上で20歯をもつ人の現在歯の平均は男性が25.4歯, 女性は24.3歯であった. また, 80歳以上の現在歯に影響を及ぼすと考えられた項目として, 男女共, 20歳代の歯科受診態度, 40・60歳代での歯・歯肉のトラブル, 子供の頃でのしつけ, また, 女性では子供の頃の甘いものへの嗜好などが上げられた. |
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ISSN: | 0023-2831 |