2-9-4 間欠跛行の鑑別診断-腰部脊柱管狭窄症(SCS)と慢性動脈閉塞症(PAOD)の鑑別について

間欠跛行を主訴とした患者における慢性動脈閉塞症(P)と腰部脊柱管狭窄症(S)を鑑別するために有用な検査を検討したので報告する. 対象は間欠跛行を主訴に受診した136例. ankle brachial pressure index(ABPI)を測定し, グループ分類. その後足背動脈触知, 立位負荷試験, 姿勢因子を検討. 足背動脈触知不可能P群11例, S群23例. Sensitivity 61.1%, specifisity 80.5%. 立位負荷試験陰性P群7例, S群25例. Sensitivity 38.9%, specifisity 78.8%. 姿勢因子陰性P群16例, S群49例...

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Veröffentlicht in:日本腰痛学会雑誌 2007, Vol.13 (1), p.255-255
1. Verfasser: 萩原義信
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:間欠跛行を主訴とした患者における慢性動脈閉塞症(P)と腰部脊柱管狭窄症(S)を鑑別するために有用な検査を検討したので報告する. 対象は間欠跛行を主訴に受診した136例. ankle brachial pressure index(ABPI)を測定し, グループ分類. その後足背動脈触知, 立位負荷試験, 姿勢因子を検討. 足背動脈触知不可能P群11例, S群23例. Sensitivity 61.1%, specifisity 80.5%. 立位負荷試験陰性P群7例, S群25例. Sensitivity 38.9%, specifisity 78.8%. 姿勢因子陰性P群16例, S群49例. Sensitivity 88.9%, specifisity 58.5%. 今回検討した, PとSを鑑別する方法であるが, sensitivity, specifisityが満足できる高値となるものはなく, APBI測定にかわりうるものはなかった.
ISSN:1345-9074