2-5-1X線学的にみた腰椎の椎間不安定性と椎間板変性度の密接な関連

L4/5椎間における不安定性所見とX線学的な椎間板変性所見との関連を調査した. 対象は腰下肢愁訴を訴えた448例(男264例, 女184例, 平均年齢53±19.8歳)である. 方法は椎間板変性所見として椎間板高の減少, 椎体縁の骨棘形成, 終板の骨硬化像, vacuum phenomenonの4項目, 不安定性所見として3mm以上の中間位すべり度と前後動揺度, 10度以上の椎間可動角の3因子をあげ, 各因子の組み合わせ(計7群)の関連を調査した. 結果は中間位すべりを認める群は他の群と比較して年齢が高く, 可動角に以上を認めた群の年齢は最も若かった. 椎間板高と3因子には関連があり, 中間位...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本腰痛学会雑誌 2006, Vol.12 (1), p.201-201
Hauptverfasser: 井口哲弘, 尾崎琢磨, 笠原孝一, 金村在哲, 鷲見正敏, 山口晋司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:L4/5椎間における不安定性所見とX線学的な椎間板変性所見との関連を調査した. 対象は腰下肢愁訴を訴えた448例(男264例, 女184例, 平均年齢53±19.8歳)である. 方法は椎間板変性所見として椎間板高の減少, 椎体縁の骨棘形成, 終板の骨硬化像, vacuum phenomenonの4項目, 不安定性所見として3mm以上の中間位すべり度と前後動揺度, 10度以上の椎間可動角の3因子をあげ, 各因子の組み合わせ(計7群)の関連を調査した. 結果は中間位すべりを認める群は他の群と比較して年齢が高く, 可動角に以上を認めた群の年齢は最も若かった. 椎間板高と3因子には関連があり, 中間位すべりあり
ISSN:1345-9074