I-12 顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術のクリニカルパス

顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術にクリニカルパスを導入した50例において, 術前日数は平均12.1日(2~48日), 術後退院までの日数は平均19.4日(13~43日), 在院日数平均31.2日(18~62日), 退院時JOAスコアの平均改善率は41.9%であった. 術前バリアンスとして, 交通事故の保険手続きに期間を要した1例, 造影剤アレルギー2例, 術前精神不穏状態2例がみられた. 術後のバリアンスとしては症状の一部残存/再発が14例に見られた. それらに対しては超音波療法やステロイド内服により, 全例再手術は行わずに軽快・退院している. これらの術前術後のバリアンスが在院日数を長くして...

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Veröffentlicht in:日本腰痛学会雑誌 2002, Vol.8 (1), p.190-191
Hauptverfasser: 坪内俊二, 岩橋徹, 稲田充, 南谷千帆, 鈴木信治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術にクリニカルパスを導入した50例において, 術前日数は平均12.1日(2~48日), 術後退院までの日数は平均19.4日(13~43日), 在院日数平均31.2日(18~62日), 退院時JOAスコアの平均改善率は41.9%であった. 術前バリアンスとして, 交通事故の保険手続きに期間を要した1例, 造影剤アレルギー2例, 術前精神不穏状態2例がみられた. 術後のバリアンスとしては症状の一部残存/再発が14例に見られた. それらに対しては超音波療法やステロイド内服により, 全例再手術は行わずに軽快・退院している. これらの術前術後のバリアンスが在院日数を長くしていたが, JOAスコア改善率と術後入院日数には相関関係は見られなかった. すなわち合併症は入院期間に影響をあたえていたが, 改善率が悪いため入院期間が延長しているわけではなかった.
ISSN:1345-9074